ザ・ファブル情報

ザ・ファブルは、裏社会の変貌を教えてくれる貴重な漫画です

 

ザ・ファブル9巻は、衝撃の内容

 

この10年の間、最も売れた裏社会の漫画が、闇金ウシジマくんでしょう。闇金ウシジマくんの1巻でクスリ漬けにされてボロボロにされてしまう美女や4巻で、樹海で縛られて殺されてしまう青年など、衝撃的なシーンは話題を呼びました。

 

私も闇金ウシジマくんのこのようなシーンを見て驚愕の思いがしたものです。

 

闇金ウシジマくんが大きく話題になったのは、2005年頃だと思います。あの頃、こんな現実が今の日本には存在するのか愕然としたものです。

 

しかし、よく考えてみると、闇金ウシジマくんの世界というのは、極悪の闇金を営んでいるウシジマくんの会社にお金を借りに来なければいいわけです。

 

闇金ウシジマくんの悲劇というのは、ほとんど、ウシジマくんに金を借りに来るからひどい目にあってしまうのです。

 

ですから、逆にいえば、ウシジマくんもお客以外の相手には悪いことはしません。

 

しかし、ザファブルの9巻を読むと、裏社会が、新しいステージに乗って、とんでもなく巧妙な詐欺を営んでいることが解ります。

 

過保護に育った子供を狙った新しいビジネス

 

ファブルの9巻に登場するのは、過保護に育った資産家の子供を狙った詐欺ビジネスです。この話を読んだ時、私は、闇金ウシジマくんを読んだ時よりも衝撃を感じました。

 

個人的に裏社会に関する書物はよく読む方なのですが、この話を読んだ時、

 

「これだけ、裏社会の金儲けの仕組みは進んでいるのか」

 

と驚愕してしまいました。

 

いろんなことを書く人がたくさんいますが、おそらく、このファブルの9巻から10巻の過保護詐欺の話を読めば、それら一般のブラックライターの人たちの書物が、時代遅れで、あまり、正確な知識を読者に与えていないことがよく解ります。

 

この9巻の過保護ビジネスとは、どんなビジネスかと言いますと、簡単に説明すると、過保護に育った資産家のバカ息子を10年20年単位で追い続け弱みを握り、恐喝するというビジネスです。

 

9巻では、佐藤の同僚である貝沼がこのビジネスの餌食となります。

 

その手口もじつに巧妙です。自己中心主義で、屈折し歪んだ精神性で育った貝沼は、同僚の美女、ミサキの私生活を盗撮します。

 

その盗撮の事実と証拠を握った元暴力団員、宇津帆は、貝沼の母親にその事実を打ち明け恐喝。

 

現金6000万円で示談とします。

 

この過保護詐欺の話がすごいのは、この話をよく読めば、今まで謎だった世間の迷宮入りの事件がどういうことが本当はあったのかということがよく解るからです。

 

子供狙った裏社会のビジネス

 

よく、どこどこの小さい子供が行方不明にあったとか、家出した子供がもう何十年も帰って来ないとか、そんなことが新聞やテレビでニュースになります。

 

年末の特番などで、超能力者がそんな子供を探し当てるというこれまた詐欺のような番組が毎年のようにあります。

 

私は、日本の優秀な警察がどうして、こういう子供たちを探し当てられないのか不思議でしょうがなかったです。

 

しかし、こういう一連の子供の失踪事件で、共通するのは、行方不明にあった子供のほとんどが、女の子だという事実です。つまり、裏社会に取り込まれて囲われ人身売買の道具として使われてしまったということが濃厚といえるでしょう。

 

ファブル9巻で、登場する宇津帆は、元未成年の人身売買で荒稼ぎしていた人物です。

 

彼の言動と行動を見ていると、上記のような冷酷な現実が解ります。未成年の人身売買ビジネスというのは、残念ながら、これから、日本で増加するということがよく解ります。

 

この宇津帆という人物が、すごいのが、自ら未成年の人身売買に手を染めていた時期に、知り合った家出少女ヒナコを自分の性処理の道具にしているということです。

 

それも、自分の人身売買の秘密ビジネスをバラされないように、ヒナコの両親を殺害。

 

つまり、自分の(よく言えば)愛人の両親を殺害していて平気で、その愛人を都合よくやりまくっているということです。

 

ここまで非道な男は、闇金ウシジマくんにも、新宿スワンにも登場しませんでした。本当にすごい男です。ファブルにはそんな男たちがたくさん登場します。