ザ・ファブル情報

日本の裏社会の動きを見る上で欠かせない中国社会の動き

 

日本の裏社会の動きを見る上で欠かせない中国社会の動き

 

ザファブル14巻では、ついに佐藤が所属する謎の暗殺組織の幹部、山岡が登場。普通の人間のように、恐怖を感じることがない人間らしくて、気が狂ったようなことを平気で行う狂人幹部です。

 

この山岡が、佐藤というボスの寵愛をうける天才的な殺し屋に興味を持ちます。

 

佐藤の正体を暴くために、佐藤が潜伏する関西の真黒組の組長暗殺を山岡は、支援します。

 

この14巻あたりから、いよいよ、いろんな暗殺マシーンたちが登場し、ファブルの面白さが増していきます。その登場人物たちの魅力もありますが、特に注目したいのは、この組長暗殺の話でしきりに話題になる中国についてです。

 

幹部の山岡も、真黒組で次の幹部の座を狙う砂川も、中国市場の将来についてアツくなっています。

 

つまり、日本ではもう、裏社会の仕事は少なくなってきたので、次は中国を狙うべきだと、このご両人は思っているわけです。

 

しかも、非常に目が肥えているなと思えるのは、それは、中国の経済成長がこれからも続いて、アメリカのようなマーケットになると思っているからではない点です。

 

この2人は、これから、数年で、中国は経済的に破綻し中国社会がメチャクチャになる。それは、日本の戦後のような動乱の社会となるだろうから、そこは、裏社会の住人にとってビックチャンスだと思っているわけです。

 

一般の日本人の感覚では、思いもつかないすごい発想だと思うのですが、これは、現在の裏社会で生きる野心的な人間にとって通説なのかもしれません。

 

ひょっとすると、今の食えなくなりつつある日本の暴力団の人たちは、中国進出を本気で考えている人が多くいるのでしょうか。

 

気になる中国がらみの暗殺話

 

最近のブラック系の青年誌には、中国関連の暗殺者の話がやけに増えた感があります。闇金ウシジマくんでも、ヤクザの抗争の中で、暗殺する場合、中国人が使われるケースがありました。
ファブルでも、この組長暗殺編では、山岡の部下として、2人の男たちが登場。

 

2人とも、中国で裏社会の仕事を手伝っている最中で、この話の中盤から登場し中国から帰国します。

 

中国から帰国した山岡の部下たちは驚くような暗殺テクニックを駆使して素人たちを弄びます。その能力にも驚きでじつに面白いものがあります。しかし、やはり、1番面白いのは、今の日本の裏組織と中国というのは、一般人が考える以上に密接な協力関係が出来ているということが解る点です。

 

今までは、あくまで、日本の暴力団の下請けか、ファブルに登場するような手伝いのような関係だったのでしょう。

 

しかし、これからは、マフィア化した日本の新しい裏組織が中国人の超優秀な悪人を雇うか、もしくは組むかで、いろんな詐欺を日本でやる可能性が大でしょう。

 

それに、日本からの中国進出も始まるでしょう。いえ、もう、新しい時代に向けて中国への進出は本格的に動いていると見て間違いありません。

 

どんなことが始まるのかといえば、おそらく、それは、中国人の天才を使った天才的なコンピュータのハッキングやら、新しい脱法ハーブの開発やら、いろいろ考えられるでしょう。

 

ザ・ファブルを読んでいると日本の裏社会は、衰退してしまっているように見えて、生き残る人たちは、とんでもなく狡猾な人物たちだということを学ばしてくれます。