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ザ・ファブルの魅力を解説(登場人物、清水岬について)

 

ザ・ファブルの魅力を解説(登場人物、清水岬について)

 

ザ・ファブルの面白さについて、このページでは登場人物について、全く語られていない角度から、その面白さについて語ってみたいと思います。

 

この作品の魅力の1つに、非常にリアリズムに富んだ人物描写があります。

 

いろいろと意見があると思いますが、私が見ていて1番なるほどと感じるのは、清水岬という女の子についてです。

 

作者の南勝久氏は、本当に人間に精通していると感じるのは、この清水岬という女の子がいろんなトラブルを生んでくるという点です。

 

清水岬とは、ファブルの世界では、芸能界入りを目指していた元グラビアモデルの女の子です。夢崩れきわどい仕事をしていた過去があり、現在は親の借金の返済を肩代わりしてたくさんのアルバイトをしています。

 

真面目で、美しくスタイル抜群の女の子なのですが、なぜか、いろんなトラブルを抱えます。

 

そういう風に作者が、この娘にトラブルを作るようにシナリオが出来ているといえばその通りです。しかし、面白いと思うのは、実社会でも、トラブルを生むのは、この清水岬のような女の子なのです。

 

南勝久氏は、そういう人間を見てきて解って岬を描いていると思います。

 

美人はトラブルを生むの典型例

 

岬は、関わっていた芸能事務所が真黒組の配下の事務所であったために、組員からいろんな嫌がらせをうけます。

 

ひどい時は、デリヘルに勧誘されたり、ストーカーされ、家に盗撮機をつけられたりとさんざんな目にあいます。いろんなトラブルを抱えては、佐藤に助けてもらうのですが、こういう女の子は実社会にけっこういるのです。

 

個人的にも、こういうタイプの女の子をたくさん見てきた経験から、やはりなーと思う点がいくつもあります。

 

岬のような女の子には、矛盾点がいっぱいあるのです。

 

例えば、お金に困っているなら、一人暮らしなどせずに、実家にいて働けばいいのにそれをしません。それに、けっこう、いい部屋に住んでいる。

 

決定的なのが、芸能界入りを目指していたという点です。

 

こういう娘で、お金に困る人はたくさんいる。

 

私も芸能界入りを目指す女の子をたくさん見てきて思うのですが、例外なく思うのは、信用のありそうな人脈を作らずにいきなり知りもしない芸能事務所に飛びこむことです。

 

もう少し慎重になって一歩ずつ歩んで行くべきだろうと思うのですが、まだ、20歳にもならない内に勝負をかけてしまう。

 

だから、失敗する。

 

岬などはその典型例ですね。脇が甘いから、裏社会の人たちにも、つけこまれやすい。

 

それに、南勝久氏の作品を読んでいれば解るのですが、人間がよく解っています。岬のような女の子は団地住まいが極めて多いのです。

 

ファブルの中で、岬が実家に帰ってくつろぐシーンがあります。団地の住民で、狭いお風呂が落ち着くと言っていますが、このシーンを見た時、よく人間が解っているなーと感心させられました。

 

実社会で、裏社会の住民やそれに近い半グレから、トラブルをもらってくるような女の子は団地住まいが非常に多いのです。

 

これは現実です。

 

私も個人的にトラブルを生む団地住まいの美人に何度も悩まされました。

 

ファブルを読んで人間を勉強してほしい

 

裏社会の人物や半グレ、そして、そのような人物たちに餌食にされてしまうような人たち。そんな人間たちの人相をしっかり取材して、そのまま漫画にしたのが、闇金ウシジマくんです。

 

ウシジマくんも、ファブルと同じく裏社会を勉強するのに最もおすすめな教材です。

 

ウシジマくんには、ギャンブル中毒者や、女にはまり借金をする人、裏社会の人間たちに舐めたまねをして殺されてしまう人などいろいろいます。

 

あの漫画がすごいのは、そういう人間たちの思考パターンや人相をリアルに漫画にしている点です。

 

暴走族のボスの妻やホストにはまるシングルマザーなど、ウシジマくんを読んでいると、そーそーと、その人物たちの人相や言動を見て、現実を描いているなとうなずいてしまいます。

 

そんな闇金ウシジマくんも、もう最終回が近いということで、おそらく、ファブルはウシジマくんが終了したら、裏社会を描いた作品で最も人気の作品になると思います。

 

それぐらい、それぞれの裏社会の人物たちの言動や人相がしっかり描けています。本当にすばらしい作品です。